2019年8月24日(土) 08:34 遊郭・赤線コメント(0)

松山の離島、安居島の遊女みどりに想いを馳せて。

旅のきっかけ

久しぶり更新になってしまいお恥かしいです。
まだまだ下手っぴですが、頑張って更新していきたいと思います。

さて、先日はストリップの遠征がきっかけになり愛媛県松山市に行ってきました。
今回は一人旅ではなく旦那も一緒に来てくれました。

道後温泉ネオン坂「松ヶ枝遊郭」の写真や、ちょっとした感想はTwitterでツイートしておりますので良かったらご覧ください。

記事タイトルにもある安居島に行こうと思ったきっかけですが、去年四国に訪れたときに遊郭部さんに教えていただき初めて島のことを知りました。

安居島ってどんな島?

いつか行こう!と思っていて今回予定を立ててみました。
しかし、行き方を調べてみると8月21~翌7月21日はフェリーで日帰りで行くことができるのは水曜日と毎月第一月曜だけとのこと!

たまたま行く予定の日が水曜日だったので一安心。
島はどんな所なのだろう?どんな遊郭があったのだろう?
と調べていくうちにこの島に遊郭があった江戸時代の終わり頃、遊女みどりが客との叶わない恋の末海に身投げをし打ち上げられたとの言い伝えがあり、みどりの墓が今でもあるということ、みどりの遺体が打ち上げられたと伝えられたいる岩に祟りがあったことなど興味深いことを知りました。

島の現状についても調べてみると買い物が出来るところは自販機が1台のみ、宿泊施設は集会所、トイレは仮設トイレ、一応コインシャワーもあることがわかってきた。

そもそも離島に行くこと自体慣れていないのでちょっと心配だった。

お昼ご飯はフェリーに乗る前にお弁当を買えばいい、しかし、島を1周するのは1時間ほどでできるとの情報もあったので11:35に到着して帰りのフェリーの15:00まで時間が余ってしまわないか不安だった。
休憩できるところは無さそうだったので木陰がなかったらどうしよう?
私、干物になっちゃうかな?
冗談抜きで熱中症になってもどうにもできないよね?

そうだ!
海で泳いでのんびりしてみる?
でも、一人で溺れたらどうしよう?
なんてグルグル考えていた。

当初、旦那とは別行動の予定だったが一緒に来てもらえれば倒れたり溺れてもどうにかなるだろうと思い離島で海水浴しない?と誘ってみた。

意外にも
「いいね!いく!」
と、すぐに決まった。

しかし!それでも時間が余ったらどうしたらいいんだ!
と、思い念のためAmazon videoでベイブとこの世界の片隅にの映画をオフラインでも見れるようにダウンロードしておいた。

島はもちろんWi-Fiなんてないだろうし電波が少しでもあればいいなーと思っていましたが、普通に4G通じました!

いざ島へ!出発!

当日の日は道後温泉のホテルに泊まっていたのでフェリーの時間に合わせてチェックアウトした。
乗りなれない路面電車やローカル電車を乗り継ぎ港の最寄り駅「伊予北条駅」で降りた。鹿がいる島もあるのか!楽しそう!なんて行く予定はないがぼんやり眺めてた。
看板の後ろに回ってみると夜のお仕事の情報誌があったり。「伊予北条駅」からフェリーの出る「北条港」までは徒歩10分くらいだ。
早めについたのでのんびり歩いて途中コンビニでお弁当屋を買った。おにぎり?サンドイッチ?うーん、がっつりミートスパ食べちゃお!(笑)
飲み物は熱中症対策にポカリと冷凍の麦茶!旦那はおにぎりと冷たいビールを買っていた。「北条港」に到着!船の中で往復の乗船券を購入し、乗船名簿を記入してくださいとのことで目的と名前や住所を記入した。
私たちの他に乗船している人は記入を済ませていてどうやら仕事や観光とのことだった。ベンチ席と絨毯が引かれた部屋があったので私たちは絨毯の部屋に座った。
途中おじさんにスズメバチと蚊に気を付けてね!と、声を掛けられ教えてもらった。
船に揺られながら、酔わずに無事着きますように!とか、どんな島かな?とドキドキワクワクした。島に到着する少し手前で小安居島が見えた。調べたところ無人島らしい。

安居島にいざ上陸!

出航から35分で到着。ちなみに船酔いはしないで到着。よかった。
乗船前の駅にコインロッカーは無かったので旅の荷物がぎっちり詰まった重いキャリーバックとお弁当、手荷物をもって

よいしょ!

と船を降りた。ちなみに安いキャリーなので移動時に車輪がガラガラとうるさい。

とりあえず海岸沿いを歩いてみることにした。
トイレ、コインシャワー、自動販売機をさっそく発見!

気になる自販機のラインナップは?と?ん?
つめた~いお汁粉!?しかし売切れ。
その隣のラベルのないボトルはなんだろう?販売中のようだけど…

フナ虫がかさかさと這う堤防、新しい家、植物に覆われた古い家、畑なんかをなんとなく眺めながら歩いた。
船でおじさんが言ってた通り蜂や蚊が多かった。

集会所が見えてきた。花絵手紙の案内と集会所の利用料金の案内が窓に貼られていた。
1泊1人3000円、昼間1日3000円

なるほど、日帰りの時でも集会所で休むことはできるのか!
島の真ん中まで歩くと横長な島に対して垂直に真っすぐ道が伸びていた。
先端まで歩いて島を左右に眺めた。

泳げるビーチはここかな?お水きれいだし!
いや、魚もいるけどクラゲもいる!悲しいけどゴミもたくさん打ち上げられてる…
海水浴は難しいかな?とちょっと不安になる。

重たいキャリーを堤防の上に置き、誰も持って行かないだろうし島の真ん中で海岸沿いのどこからでも見えるから大丈夫だろうと思い一時的に放置して散策することにした。

そして、散策が終わったら戻ってきてここでお弁当を食べることにした。

姫坂神社

少し歩くと姫坂神社が見えてきた。

姫坂神社は昔、京都の由緒あるお姫様がこの島に流れ着き、濡れたお金を乾かしていたところ、よそ者の悪者にお金と命を奪われ、祟りがあった。その後、お姫様の霊を慰めるために神社が建てられたとの言い伝えがある神社だ。

石段を一番上まで登り手を合わせた。

木が多く茂っているため海岸沿いに比べて蚊も蜂も多くてじっくり見ることはできなかった。

高い場所にあるのでここから向こうの島がよく見えた。

安居島開祖の碑

無人島だった安居島に、文化14年(1817年)浅海村から大内金左衛門をはじめに開拓者が入植し、港を整備したそうです。
特に感想がなくてごめんなさい。
島の端まで歩いたので引き返すことにした。
結構潮が満ちていた。引いているときは地図に載っていた波が作り出した彫刻が見えるのかな?

集落の道

来た道を再び歩いているとさっきは気づかなかったものを見つけた。

よく地方の街中で見かけるキリスト今日の看板?張り紙?だ。
離島にもあるのかと感心した。

そしてまた少し歩いて畑をよーくみると

マネキンの頭が!

畑には野菜が植えられ、手入れされていたので今も住む島民の方の畑なのだろう。

ポストもあった。
きっとここから手紙が届くのだろう。

ブロック塀をカニが這っていた。
大きな蜘蛛かと思ってびっくりした。

のんびりゆっくり歩いた。

気になるぞ!もしかしてここが遊郭?

古い木の電柱があり内側にも道があるので行ってみた。
電柱は今でも灯りが灯るのだろうか?

格子窓があり旅館の看板が掛けられている。
もう営業はおろか人も住んでいる感じはしなかった。
もしかしたら、転業旅館だったのだろうか?

写真を撮っていると近くの家からおばあさんが表に出てきた。

「こんにちは!」と挨拶をして、少し島についてお話を聞かせていただいた。

現在、島民は9人いるとのこと。
そして、おばあさんはこの島で育ち一時は島を出たが今は島に帰ってきて生活しているとのこと。

遊郭の場所を聞いてみると

「この辺りみたいね!でも、みんな立て替えてしまっているから」と。

みどりさんの遺体が打ち上げられた「みどり石」の場所について聞いてみると、今は潮が満ちていて見えないが島の端のオレンジの屋根の小屋の下あたりにあることを教えていただいた。

お腹がすいたぞ!お弁当の時間

時計を見ると12時半だった。
お腹もすいて暑さでしんどいのでお弁当を食べることにした。

潮風にあたって海をのんびり眺めながらのお弁当を食べるのは気持ちがいい。
冷凍の麦茶も溶けて飲み頃だった。
天気も良くて屋外で食べるのなんて久しぶりだったので遠足みたいで楽しかった。

そして、今度はまだ歩いていない港のある西側を歩いてみることにした。
おばあさんに海水浴ができるビーチがあるのも西側と教えていただき水着をビニールバックに詰めて一緒に。
(ガラガラとうるさくて重いキャリーバックは放置して!笑)

きっと島民がたくさんいたころはここで井戸端会議をしていたのだろうといろいろ想像が膨らむ。

失礼ながら割れた窓から室内が見えるので覗くと、そこは台所のだったようだ。
緑色のガスコンロやお花柄の炊飯器がかわいらしい。
今は島民は少なくなってしまったが人口は記録の残っている限り1955年(昭和30年)に532人のピークを記録している。
今は無いが小学校も中学校もありたくさんの人がこの島で生活をしていたのだ。
情報として頭にはあったが実際訪れてかつての賑わいや人々の生活の香りを肌で感じるときが一番楽しい。
自分だけの実体験は宝物だと思う。

観音堂とみどりの墓

港を通り越しみどりの墓がある観音堂の階段を上る途中の電柱にNTTの地名の看板があった。

もう少し上まで登るとお墓が見えてきた。
島民の方のお墓の中に混じりひっそりと小さなみどりの墓があった。

「みどりさん、あなたに会いに来ました」

みどりさんのお墓の前で手を合わせ、そっと話しかけた。
墓石にはこう刻まれていた。

「俗名みどり天保二年卯年六月二日」

好きな人と恋仲になったが結ばれることができずこの世を去ったみどりさんのことを想うと胸が苦しくなった。
今私がお墓の前で手を合わせていることと、遠い昔この島で起きたこと、実際に生きていたお姉さんへ想いを馳せ繋がっているのだと思うと不思議な気持ちと熱く込み上げてくるものがある。

楽しい楽しい海水浴

みどりの墓を後にして獣道を降りると、ビーチがあった!

青い空に青い海!砂浜!

海の家や更衣室などないのでササっと水着に着替えて波打ち際に走った。

ゴミもほとんどなくクラゲもいないようなので一安心。
冷たくて気持ちがいい。
岩に上ったり浜辺を歩いたり、肩まで海に入ったりしばしビーチで遊んだ。

時間も午後2時になりシャワーを浴びに港に向かった。

シャワーを浴びるため仮設トイレのようなボックス型になっている扉を開けると

蜂が中に入っていた!

「え!やばい!!」

急いで扉を閉めた。
仕方がないので横にある水道で軽く手足を洗い、荷物をまとめて港でのんびりしているとあっという間に午後3時だった。

帰港!ありがとう。またね。

船に乗り込み外を見ると島でお話したおばあさんが見えたので手を振った。
おばあさんは船の中まで来て

「ありがとうね。気を付けて帰るんだよ。」

と、声をかけてくれた。

「わあ!嬉しいありがとう!気を付けて帰ります!」

船が港を出ると島の人が手を振ってくれているのが見えた。

私も船の中から見えなくなるまで手を振った。

たった数時間しかこの島には滞在していなかったが、
とっても嬉しくてあたたかい気持ちでいっぱいになりました。

いつかまた安居島に来たいな。

参照
ちゅうよ観光ナビ

Wikipedia

更新日時:2019年8月24日(土) 08:34 コメントする

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